テストの花道「聞くチカラ」「伝えるチカラ」を雑にまとめたよ。

 たまたまNHK教育で「テストの花道」という番組を見ました。
 この番組は高校生のための受験勉強のコツを
 おもしろおかしく教えてくれる番組です。
 MCは所さんとTOKIOの城島さん。
 
 見たのは11月1日放送「聞くチカラ」、11月8日放送「伝えるチカラ」の2本。
 日頃から、聞くことも伝えることも、うまくできている感じがしないんですが、
 何とかなりそうな気がしました。
 内容が分かりやすく、具体的なトレーニング方法が紹介されていたからです。
 
 聞くとか伝えるって、受験生に関わらず、大人でも大事ですよね。
 会議の議事録とか・・・。
 プレゼントか・・・。
 日々の報告、連絡・・・。

 非常にためになりましたのでポイントをまとめておきますね。

聞くチカラ、伝えるチカラとはなんぞや

 人が言ったことをきちんと聞き取って理解するのが「聞くチカラ」。
 自分が見たことや知っていることを正確に伝えるのが「伝えるチカラ」。
 

聞くコツ。

  1. 話のキーワードをメモる
  2. キーワードとキーワードを線で結びながらメモる
  3. 聞きながら図にしてみる

 メモやノートについては「めざせ!会社の星」でも取り上げられてましたね−。
 →デキる社員のノート術
 →最強のメモ術
 

聞くトレーニング

 「シャドーイング」をするといいそうです。
 シャドーイングというのは、聞いた言葉をそのまま同じに言う訓練です。
 英語学習に使われますが日本語でやります。
 日本語でも、ちゃんと聞けてないと、そのまま言うのは難しいのです。
 
 テレビやラジオで簡単に練習できますよ。Podcastでもいいですね。
 聞こえたそばから、かぶせるようにどんどん口に出していきます。
 10分間程度、繰り返しやっていると聞くチカラが養えるそうですよ。

伝えるコツ。

  1. 物事を正確に理解しピンポイントで伝える(余計なこと言わない)
  2. 全体→部分へ説明していく
  3. 部分の説明は、詳細に、具体的に、数値などで説明する。
  4. 相手がなにを聞きたいかを考える
  5. 伝えたいことを列挙して優先順位をつける(=ナンバリング)
  6. 自分が使える表現で伝える(無理して難しい言葉を使わない)
伝えるトレーニング

 1分間クエスチョンで欠けている情報が何かを知るとよいそうです。
 どういうものかというと、短時間で次々に質問を出してもらい、
 質問に答えるトレーニングです。
 「この番組はどういう番組ですか?」
 「NHKの受験生向けの番組です」
 「なぜブログに書くのですか」
 「ためになったと思ったからです」
 みたいなね・・・。
 そうすることで
 「こういう事が情報として聞きたいんだな」
 ということが分かるそうです。
 自ずと伝えたいことのポイントも見えてくるらしいですよ。
 トヨタの「なぜを5回くりかえす」にも通じるかもしれませんね。
 
 あと、自分以外の人はまったくなにも知らないのだということを
 意識することが大切です。

伝えるコツを聞いて思い出した

 おいら、太宰治が好きで、人間失格は特に好きなんですが、
 その冒頭に「伝えるコツ」がすべて凝縮されているのを思い出しました。

 私は、その男の写真を三葉、見たことがある。
 一葉は、その男の、幼年時代、とでも言うべきであろうか、十歳前後かと推定される頃の写真であって、その子供が大勢の女のひとに取りかこまれ、(それは、その子供の姉たち、妹たち、それから、従姉妹たちかと想像される)庭園の池のほとりに、荒い縞の袴をはいて立ち、首を三十度ほど左に傾け、醜く笑っている写真である。

太宰治 人間失格

 まず3枚の写真があり、そのうちの1枚→全体像→子供の服装→首→表情と、
 ナンバリング、数値で説明、全体から部分へ・・・
 コツのすべてを駆使して説明されています。
 「伝えるってのはこういう事だよ」
 と太宰治の声が聞こえるようで、すこし感動しました。

前途多難ですが、日々の積み重ねが大事

 うーん。
 あれこれ書きすぎて、記事がごっちゃになってしまいました。
 まだまだ伝えるチカラが足りないと思う次第・・・。
 ホント、難しいですよねー><;
 
 シャドーイングは先週番組を見てから少しやっているのですが、
 効果に気づきがあるので、継続して続けたいと思います。
 1分クエスチョンもどんどんやっていこう!
 
 ではー。